2023.08.13

建売住宅の選び方は?ポイントを解説 

建売住宅選びで失敗しないためには、どこを見るべきかの基準を知っておくことが大切です。基準を知らずにデザインや値段だけで物件を購入すると、あとで大きな問題に気づいて結局余計な費用が発生したり、取り返しがつかなかったりするかもしれません。

そこで本稿では、建売住宅を選ぶ際のポイントについて説明します。この記事を読むことで、建売住宅を選ぶときに、どこを見たら良いのかが分かり、物件選びでの失敗のリスクを減らせるでしょう。

 

目次

建売住宅を選ぶ際のポイントについて

立地条件のポイント

住宅設備のポイント

リセールバリューの見極めポイント

建売住宅を購入する前にするべきこと

優先したいポイントを明確にしておく

資金計画を立てておく

業者の実績を調べておく

建売住宅の購入は機能的な家を提案する「LIVONE」で

 

建売住宅を選ぶ際のポイントについて

建売住宅の購入を考えている方にとって、何を基準に選べば良いのかは多くの方が悩むポイントです。多くの方にとって、住宅の購入は一生に一度の大きな買い物ですから、できるだけ物件選びで失敗したくないと思う人も少なくないでしょう。

これから建売住宅を購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

立地条件のポイント

立地条件は、建売住宅選びにおける最も重要な要素の一つです。立地条件とは下記のような条件を指します。

  • 周辺環境
  • 生活の利便性
  • 駅までの距離
  • 近隣世帯状況
  • 自然災害のリスク
  • 近隣の騒音など

これらの内容について、それぞれ具体的に解説します。

周辺環境の良し悪し

周囲の環境は、生活の質に大きな影響を与えます。たとえば、公園や緑地が近くにあると、自然を感じる機会が増え、心地よさを感じるでしょう。一方で、工場や高速道路などが近くにあると、騒音や排気ガスが気になる方もいるかもしれません。

周囲の環境をチェックするには、現地を訪れてみることが最も確実です。現地を訪れた際は、商業施設が近くにあるか、駅までの距離が短いかなども確認しておくと良いでしょう。

生活の利便性

スーパーマーケットや学校、病院や公共交通機関が近くにあれば、日々の生活が便利になるでしょう。徒歩で行ける距離にある場合、車を使わずに済み、ガソリン代の節約にもつながります。

駅までの距離

建売住宅を選ぶ上で、駅までの距離は重要なポイントのひとつです。駅からの距離が近いほど、物件の価値は高くなる傾向があるからです。駅から近い物件は、通勤や通学の利便性が高いため、需要が高くリセールバリューも期待できます。

近隣世帯状況

建売住宅を選ぶ際には、近隣世帯状況にも注意が必要です。近隣の住人がどのような人々か、どのような生活スタイルを送っているかは、暮らし方にも大きく影響します。

たとえば、近隣に子育て世帯が多い場合、静かな住環境を保ちたい方には不向きかもしれません。近隣世帯状況を確認するためには、不動産業者に問い合わせるか、現地への訪問が確実です。

自然災害のリスク

地震や洪水、風水害などの自然災害へのリスクに対応できる物件か確認しておきましょう。たとえば、ハザードマップを確認してその地域の災害リスクを調べ、地盤調査報告書を確認して地盤沈下への耐性をチェックするなどです。

近隣の騒音

近隣の騒音が聞こえないかどうかを確認しましょう。たとえば、交通量の多い道路や鉄道の近くに物件がある場合、騒音に悩まされることがあります。近隣に工場や商業施設がある場合、夜間や早朝に騒音が発生することも考えられます。

近隣の騒音を確認するためには、不動産業者に問い合わせるか、実際に現地に訪問することが確実です。時間を変えてさまざまなタイミングで訪問してみると、より安心できるでしょう。

住宅設備のポイント

建売住宅を購入する際は、住宅設備についても確認しておきましょう。具体的には、以下のようなポイントがあります。

間取り

部屋の数や広さだけでなく、家の中の空間のつながりや、さまざまな形に変化していくライフスタイルに対応できるか確認しましょう。たとえば、お子様がいるご家庭にとって部屋数が多いことは魅力ですが、お子様が独立したあとは部屋が余ってしまいます。

逆に、部屋数が少ないと将来お子様が増えたり、両親と同居したりする場合に、部屋が足りないかもしれません。こういったライフスタイルの変化に対応するためには、可動式の間仕切りなど、臨機応変に間取りを変更できる仕組みがある物件を選ぶことをおすすめします。

また、収納も重要なポイントです。十分な収納スペースがあれば、すっきりと整理整頓された暮らしやすい住まいになります。屋根裏収納や床下収納、階段下収納など、デッドスペースを有効に活用できる収納を備えた物件を探せば、部屋数と収納スペースを両立できるでしょう。

生活動線

生活動線とは、家の中での移動経路のことです。自然な道筋で、部屋から部屋への移動がスムーズになるように設計されている物件を選びましょう。たとえば、洗濯機を置く場所と、洗濯物を干す場所が近い、トイレが2つ以上ある、リビングを通らずに自室へ行けるなどの配慮がされていると、暮らしやすいでしょう。

水回り

浴室、トイレ、キッチンなどの水回り設備は、日常生活に欠かせない部分です。水漏れや排水の問題がないか、水圧は十分かチェックしましょう。

点検口

家の内部を点検するための点検口に簡単にアクセスできるか確認しましょう。備品や家具を置いても塞がらない位置に点検口があると便利です。

日当たり・風通し

日当たりを確認する場合は、特定の時間だけでなく、朝や昼、夕方など複数の時間帯で確認すると安心です。洗濯物を干そうと考えている場所に日が差し込むか、風が通りやすいかなどは、実際に現地で確認しておくことをおすすめします。

窓・扉の建付け

窓の取り付けが不十分だと、空気が漏れて冷暖房費がかさむ可能性があります。また、ドアがスムーズに開けられるか、引き戸がスムーズに動くかどうかも確かめましょう。

設備のグレード

グレードの高い設備は、高価ですが耐久性が高く、長い目で見て節約になります。特にキッチンや浴室などの水回りは、毎日使うことになるため、快適に使えるグレードの設備が設置されているかチェックしましょう。

断熱性

建物の断熱材のグレードを確認しましょう。グレードの低い断熱材は断熱性能が悪く、外気の影響を受けやすいです。省エネの面でも、高いグレードの断熱材を使用している建売住宅を選ぶことをおすすめします。

断熱材のグレードは「断熱性能等級」を確認すれば調べられます。断熱性能等級は、屋根や外壁、ドアや窓などの断熱性能を表す指標です。グレードは1~7まであり、数字が大きくなるほど高性能な断熱性能を持っています。なお、等級5〜7は2022年に初めて設定されたため、グレード4以下の断熱材を使用している建売住宅も多くあります。

グレードごとの具体的な内容は、下記のとおりです。

等級 内容
7 熱損失等のより著しい削減のための対策が講じられている
6 熱損失等の著しい削減のための対策が講じられている
5 熱損失等のより大きな削減のための対策が講じられている
4 熱損失等の大きな削減のための対策が講じられている
3 熱損失等の一定程度の削減のための対策が講じられている
2 熱損失の小さな削減のための対策が講じられている
1 その他

出典:国土交通省「新築住宅の住宅性能表示制度ガイド」

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001594049.pdf

アフターサービス

建売住宅の購入前には、アフターサービスについても確認が必要です。特にトラブルが発生した場合の対応について、保証範囲や保証期間、追加費用などについてチェックしておきましょう。

リセールバリューの見極めポイント

物件を購入する際には、そのリセールバリュー(売却時の価値)を考慮することが必要です。高いリセールバリューを維持するには、購入しようとしている物件に次のような付加価値があるかがポイントです。

  • 立地交通の便や学校、商業地域への近さは、築年数が経っても衰えない価値です。
  • 建物の質流行のデザインや多くの人に好まれる外壁色など、デザインや間取りは重要な要素です。また、建物の年数や状態も大きくリセールバリューに影響を与えます。
  • 市場動向不動産市場の動向を注視することで、将来の資産価値を予測できます。

建売住宅を購入する前にするべきこと

住宅の購入は、ほとんどの方にとって一生に一度の大きな買い物です。事前にしっかりと準備しておくことが、失敗のリスクを減らす鍵となります。

この章では、具体的にどのような準備を行うべきか解説します。

優先したいポイントを明確にしておく

自分が何を求めているのかを明確にしましょう。最初に軸を決めていない場合、内見をしているうちに目移りしてしまい、なかなか物件を決められません。

  • 広さは4LDKが良い
  • 予算は絶対に4,000万円以内にしたい
  • 部屋数を多くしたい
  • 対面式キッチンだけは絶対にほしい

など、譲れない条件をいくつか決めておけば、物件選びがスムーズに進むでしょう。一度決めた軸からぶれないように意思を強く持つことが大切です。

資金計画を立てておく

家探しを始める前に、明確な資金計画を立てておくと、無理をせずに済みます。具体的に考慮すべきポイントは下記の点です。

  • 諸費用
  • ライフプラン
  • 自己資金
  • 生活にかかるお金

住宅の購入で必要なお金は、家の価格だけではありません。仲介手数料や登記費用などの事務的なものから、火災保険料など、一般的には物件価格の5〜10%程度の諸費用がかかります。

また、家族が増え、ライフプランに変化があった場合でも住宅ローンを滞りなく払えるか、ローンを組めるだけの自己資金や、生活に必要なお金が残るかなど、長期的な視点で計画を立てておきましょう。

 

業者の実績を調べておく

建売住宅の購入で失敗しないためには、信頼できる業者が建築した家を選ぶことが大前提です。そのためには、業者について事前に下調べをしておくことが重要です。

  • インターネットで調査顧客のレビューや評価、ブログ記事、ニュース記事など、業者の評判や過去の施工事例などを調べましょう。
  • 業者の資格や認定を確認業者が所属している業界団体や、どのような資格を持った社員が在籍しているかを確認しておきましょう。たとえば、一級建築施工管理技士やホームインスペクターなどの資格を持つスタッフが在籍していれば、高い施工品質が期待できるでしょう。
  • 見積もりの比較複数の業者の建売住宅について見積もりを取って比較しましょう。同じ地域の物件なのに価格が他と比べて格段に高い場合や、極端に安すぎる場合は、費用に何が含まれているのかをチェックするべきです。

建売住宅の購入は機能的な家を提案する「LIVONE」で

本稿では、建売住宅の購入を考えている方に向けて、建売住宅の選び方のポイントや、準備しておくべきことなどをご紹介しました。

建売住宅を選ぶときには、外見のデザインだけではなく、立地や内装設備についても確認が必要です。たとえば、建物の日当たりや断熱性については、あとから問題に気づいても簡単には修正できないことが多いです。

さまざまな時間帯に現地を訪れ、断熱性能等級確認するなどして、念入りに調べておきましょう。

また、信用できる業者が施工した物件かどうかも非常に大切なポイントです。たとえば、一級建築施工管理技士やホームインスペクターなどの資格を保有する社員が在籍していれば、高い施工品質を持った会社であると判断できます。

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ぜひ一度、LIVONEの建売住宅を確かめてみてください。

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