敷地面積20坪以下の狭小地ですが、限られた空間を有意義に活用した、ゆとりのある都市型狭小住宅が完成しました。建物の奥行きを上手に使った2WAY玄関や、回遊できる家事コーナーのあるキッチンなどを計画し、コンパクトでありながらも、狭さを感じさせない間取りになっています。またご家族の成長に合わせて2つに分けられる部屋や、所々に収納スペースを設けるなど、ご家族みんなが快適に暮らせるように、さまざまな工夫を施しました。外装は、白をベースカラーに、ネイビーを組み合わせ、明るく爽やかな印象に。内装には明るい白のクロスに、メープル柄のフローリングや、ヘリンボーンの木目のアクセントクロスを取り入れ、全体的にナチュラルなテイストでまとめています。
天井があるので雨の日でも濡れずに、車へ乗り入れできるインナーガレージ。小さな子どもを抱っこしながらの、荷物の出し入れもラクラク。大切な自転車やアウトドア用品も、雨にさらさず保管できます。また屋外コンセントと水栓を設けているので、高圧洗浄機を使っての洗車や、外回りの清掃もできます。また夏にはビニールプールなどを出して、小さいお子様の水遊びもできます。
※写真は弊社施工例です。
浴室とつながる洗面室には可動棚収納を設けました。フェイスタオル・バスタオルや下着・パジャマなどを置いておけば、お風呂上がりにすぐに体を拭いて、そのまま服も着れるので、湯冷めなどしにくいですね。またシャンプーやボディソープといった、日用品をストックする場所や、スマホやメガネといった小物を置く場所など、用途に合わせて、使いやすい高さに調整できます。
お客様用とご家族用を分けた2WAY仕様の玄関。お家の顔となるお客様用の玄関には、観葉植物など飾ってオシャレに演出♪ご家族用の玄関には、シューズクロークを設け、ベビーカーやアウトドアグッズなどを置ける、ゆとりのスペースです。急な来客時に散らかっていても、サッと隠せる扉などがあるので、いつでもスッキリと見せれます。
折下げ天井でゾーニングし、窓からの光が差し込む明るいキッチンスペース。壁面に備えたカップボードは、電子レンジや炊飯器などの家電や食器を置けば、振り返るだけでサッと使えて便利です。お食事の配膳時や片付け時のスムーズな動線を考え、ダイニングテーブルを横にレイアウトできるように計画しました。
ぐるっと回遊できる家事動線を考えたキッチン廻り。窓のある明るい家事コーナーには、造作カウンターを設けました。奥様が家事の合間にほっとひと息ついて、お茶や趣味などを楽しめるスペースです。キッチンからも目が届くので、子どものスタディスペースとしても使えます。また家事コーナーに、冷蔵庫やパントリーをまとめた事で、買い物から帰ってきた時など、食料品の整理もしやすく、スムーズに使えます。
お子様の成長や生活スタイルにあわせて、2つにも分けることができる、ウォークインクローゼットのある9.0帖の部屋を設けました。子どもが小さい頃は、ご家族みんなが一緒に寝られるファミリースペースとして使用できます。子ども達が成長し、それぞれの部屋が必要になった時を想定し、部屋を分ける位置に壁の下地を補強し、ドアやバルコニーの位置も工夫しました。
建物の幅は約4.0mと、決して広くはありませんが、奥行きを活かした、2WAY玄関や、キッチンのレイアウトを工夫することで、ゆとりを持たせた約18.0帖のLDK空間や、ぐるっと回遊できる家事コーナーを計画しました。各所に設けた収納スペースは、スッキリと室内を見せることができます。間取りは将来間仕切りを計画し、子どもの成長やライフスタイルの変化に、フレキシブルに対応できるようになっています。