東側が道路に面した敷地を生かした、朝日の差し込む吹抜玄関の家が完成しました。2階の寝室で目覚めると、ほのかに香る焼きたてのパンや、ローストしたコーヒーの匂いに誘われ、家族の賑やかな声がする1階のLDKへ。陽が当たってほんのりと温かくなった床を素足で感じ、吹抜け窓から差し込む、朝のさわやかな光を浴びながら、階段を下りれば体内時計もリセットされ、毎日気持ち良い一日がスタートできる。そんなコンセプトのお家です。会社や学校に行く時にも「今日も一日がんばろう!」って気持ちにもなれるお家です。
ホワイトを基調とした、スッキリとした外観には、アクセントとして、バルコニー部分に、高級感と重厚感のある、ダークブラウンの木目調サイディングを取り入れました。コントラストが効いた、落ち着きのある表情の外観デザインとなっています。
2方向の窓から光が入る、明るい吹抜玄関は、ご家族や来客を、心地よく出迎えてくれる、開放感あふれる空間です。吹抜けの天井部分には、木目調のクロスをあしらい、吹抜けの高さを活かして、吊るしたペンダント照明は、オブジェのように玄関を飾って、おしゃれに演出します。
周囲に建物がなく、開けた位置にある、陽当りの良い洗面室。引違い窓から、そのまま外の干し場へと出れます。洗面室内には、室内干しが出来るスペースと、物干しを備え付けました。洗濯物を洗って→干す作業がスムーズになり、家事の負担もグッと軽減されます。
リビングは、スッキリとした空間になるように、ダウンライトをメインに使った照明計画をしました。キッチン・ダイニングの上には、ペンダント照明やダクトレール照明を設け、ご家族が集まり食事をする時などを考え、しっかりとした明るさを確保しました。
主寝室はベットで横になっても、直接光が目に入らない間接照明にしました。ベッドカウンター内に設けた照明器具で壁面を照らすことで、柔らかな間接光が部屋全体を包み込み、ホテルライクな空間を演出し、リラックスして眠れます。
主寝室内に、垂れ壁でゆるやかに仕切った、ウォークインクローゼットと備え付けのカウンターを設けました。衣類を一ヶ所にまとめて収納でき、お出かけ前の身支度など、手早くスムーズに済ませることができます。
お家の顔である玄関を、開放感を感じられる、心地よい空間にするために、吹抜けのサイズや窓の位置、デザインなどをどうするか悩みました。玄関ホールとLDKを仕切る扉には、半透明の樹脂パネルの引き戸を使用し、吹抜けからの光が、LDKにも届くように工夫しました。また、引き戸を開ければ、玄関とLDKがつながり広々とした空間にすることができます。